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歯科矯正はどのような方法があるの?

表側矯正

一般的にはブランケットを歯の表面に装着する方法が一番リーズナブルなため利用されています。表面いワイヤーをつけるので、外からよく見えますが、最近ではワイヤーも細くなり、ブランケットも小さく目立たないような工夫がされるようになりました。

予算

使う機具類によってかなり値段に変動があります。20万円くらいから100万くらいになる場合も。

インプラント矯正

インプラント矯正とは、矯正専用に作られたインプラントを歯肉に埋め込み、それを定点にして、マルチブラケット装置を使って矯正します。厚生労働省eヘルスネット「矯正装置」(※1)によると、歯科矯正が短期間で住むというメリットがあります。

予算

100万円前後

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明なマウスピースをはめることで歯列を動かし矯正していく治療方法です。見た目が気になる接客業をしている方やワイヤー器具を見せたくない方に向いている方法でしょう。
簡単に付けはずしができるメリットがありますが、ワイヤー器具のようにつけっぱなしではないため、装着している時間によっては矯正に時間がかかってしまう場合もあります。

治療方法

マウスピースはCAD/CAMと呼ばれるコンピューター技術や歯型採取をして作られます。CAD/CAM システムはCADで口腔内の形を読み取り設計、CAMで製造を自動で行うため、マウスピースを完成させるまでの時間が短いのがポイント。
できあがったマウスピースを装着することで少しずつ歯が動いていきます。そして、ある程度歯列が整ってきたら、現在の歯列をスキャンし新しいマウスピースの製作に移ります。新しいマウスピースをはめて歯が動くと、さらに新しいマウスピースを作るという手順で、理想の歯並びにしていきます。
マウスピース矯正を行っている歯科医院でも取り扱っているマウスピースの種類が異なっていたり治療方法選択の基準が異なっていたりします。口コミを調べる、カウンセリングを受けるなどでじっくり時間をかけて矯正歯科を選ぶと良いでしょう。

また、矯正に使うマウスピースは、患者のライフスタイルに合わせたものを使うのが良いとされています。外食が多い、装着時間を長くできないなど、細かく聞いてくれる歯科医院を選ぶのがおすすめです。(※2)

予算

80万円前後

マウスピース矯正の種類

マウスピース矯正に使われるマウスピースにもいくつかの種類があります。
有名なインビザラインからホワイトニングもできるアクアシステムなど順番に見ていきましょう。

インビザライン

アメリカ発のマウスピースで世界的に使用されてます。透明かつ薄いマウスピースなので目立ちにくいのが特徴。独自のクリンチェックシステムを用いてシミュレーションを行うため、治療期間の目安が分かる、複雑に乱れた歯並びでも対応できる場合があるなどの利点があります。
費用の目安は上下矯正で80万円~。

アソアライナー

透明で薄めの国産マウスピースです。インビザラインよりも治療費が安く、国内での使用率が高いのが特徴です。ソフトタイプとミディアムタイプ、ハードタイプの3ステップで歯列を矯正していきます。
費用の目安は上下矯正で30~50万円。

イークライナー

クリアアライナーとも呼ばれるマウスピースで、1回のスキャンで付け替える分すべてのマウスピースを作れるため、歯型をとる回数が少ないのが特徴です。
費用の目安は上下矯正で30~50万円。

DENマウスピース

ほかのマウスピース矯正では断られるほどの歯列の乱れている場合や、難症でも矯正できる可能性があるのがDENマウスピースです。矯正と虫歯治療が同時にできる、マウスピースが国産である、装着時間がほかのマウスピースの約半分の8時間程度でOKといった特徴があります。
費用の目安は40万円~。

オペラグラス

前歯の矯正のみなど、歯列の乱れがあまり気にならない、少ない場合に向いているマウスピースです。
費用の目安は40万円~。

アクアシステム

コンピューターでのスキャンを行わず、毎回歯型をとって作るマウスピース矯正です。オペラグラス同様、前歯の軽度の歯列矯正に向いていると言われています。
費用の目安は15万円~。

エシックス

こちらも毎回歯型をとって作るタイプのマウスピースです。機械でのスキャンがないため費用が安いのが特徴。しかし、装着時間が一番長く、ほぼ常につけていなければならないため、負担を感じてしまう人も多いようです。
費用の目安は10万円~。

ムーシールド

子どもの歯列矯正専用のマウスピース。永久歯が生える前に行うこと、歯列の乱れにより受け口になってしまった際に使われるのが特徴です。
費用の目安は10万円~。

歯科医院によって取り扱っているマウスピースが異なります。公式ホームページなどに使用しているマウスピースの紹介、料金を掲載していることがあるので、事前にチェックする、またはカウンセリングで相談すると良いでしょう。

リンガルブラケット

裏側矯正とも呼ばれ、ブラケットやワイヤーを歯の裏側につけるのが特徴です。
歯のワイヤー矯正といえば、表面にブラケットを付け、銀色のワイヤーで固定する姿をイメージする人も多いかもしれません。表側矯正は見た目が気になる、口の内側を切ってしまうなどの理由から敬遠されがちでした。それに対し、見えない歯列矯正であるリンガルブラケットは、見た目が悪くならないので治療を選択する人が増えている傾向にあります。

リンガルブラケットのメリット・デメリット

リンガルブラケット矯正のメリットは以下のとおりです。

  • 矯正治療していても分かりにくい
  • 口元に厚みが出ない(目立ちにくい)
  • マウスピース矯正よりも歯が移動しやすい
  • ホワイトニングできる

次にデメリットを見ていきます。

  • 虫歯治療ができない
  • 歯の内側に舌が当たる発音がしにくい
  • 舌が当たってケガをする可能性がある
  • 表側矯正よりも矯正に時間がかかる
  • 費用が高くなるケースが多い

リンガルブラケットのメリットは、見えないという点。その反面リンガルブラケットには、歯の裏側にブラケットを取り付けることで、話すときに舌が当たり「サ行、タ行、ラ行がうまく発音できない」、「舌をケガしてしまう」といったデメリットも存在しています。ただ、現在はデジタル化によって口の中にフィットするようになってきており、以前よりもデメリットが気にならなくなってきています。(※3)

リンガルブラケットの種類

リンガルブラケットは、STbブラケットとクリッピーLブラケットの2つの種類があります。
STbブラケットは、リンガルブラケット矯正装置と呼ばれることもあります。発音しやすい、食事がしやすいといった生活の送りやすさ、少ない力で歯を効率よく移動させる、改良を重ねて信頼できる矯正装置を作るといった3つのコンセプトをもとに作られています。
クリッピーLブラケットはセルフライゲーション矯正装置のひとつ。独自のグリップ構造から矯正時に感じる痛みを抑えてくれます。STbブラケットよりも歯にかかる力が少ないのですが、歯を支えている歯根膜を動かすのには十分な強さを持っています。移動させる歯の歯槽骨を溶かし、新たに歯槽骨を形成させるスピードが早められるので、STbブラケットよりも治療期間が短くなるのが特徴です。

リンガルブラケットの治療方法

カウンセリング、精密検査をおこない、虫歯や歯周病などがあれば治療をおこないます。治療後、ブラッシング指導をしたうえでリンガルブラケットを装着します。
矯正期間は1~4年、歯列が整った状態をキープする保定期間に1年ほどかかります。治療には長い時間が必要なため、途中で歯科を変えるのを避けるためにも、最初に自分に合った歯科医院を見つけることが重要です。
治療期間が長期に渡るリンガルブラケットですが、歯科医の技術によっては治療期間が短くなる場合もあります。早めに矯正治療を終わらせたい人は、治療スピードに自信のある歯科医を選ぶのもひとつの方法でしょう。

リンガルブラケットの予算

120~150万円
リンガルブラケットは矯正治療ができる歯科医院が少なく、自由診療のため治療費が高額になる傾向にあります。見えない矯正を希望の場合は、リンガルブラケットのほか、マウスピース矯正などもチェックするのがおすすめです。

ハーフリンガル

ハーフリンガルは、舌の動かしにくさやケガの可能性があるといったリンガルブラケットのデメリットを改善するために考えられた治療方法です。上の歯列はリンガルブラケット、下の歯は表側矯正にするといった「上だけリンガルブラケットにする治療方法」です。(※4)

ハーフリンガルの予算

70~130万円
ハーフリンガルもリンガルブラケット同様、治療できる院が限られているうえに自由診療であるため、費用が高くなりがちです。発音や見た目を気にしてハーフリンガルにするのであれば、別の矯正方法でも対応が可能かどうか、医師と相談して決めることが大切です。

歯科矯正はかなり長い期間、1、2ヶ月ごとに通院する必要があるので、医師の技術だけでなく、通いやすい場所にある歯科クリニックを選ぶことも大切な要素です。

※1 厚生労働省eヘルスネット「矯正装置」
※2 Clinical Forum by GC Ortholy「マウスピース型矯正装置「トランスクリア」と拡大矯正装置で患者さんに寄り沿った医療NBM(Narrative-based Medicine)の矯正を」(PDF)
※3 Dental Medicine Research(昭和大学・昭和歯学会刊行)29 巻 (2009) 3 号 p. 259-265「CAD/CAMを応用した舌側矯正治療法 (iBraces/Incognito) の紹介」
※4 日本舌側矯正歯科学会会誌2015 巻 (2015) 25 号 p. 49-58「前歯部.018”スロット,臼歯部.022”スロットのブラケットを用い,舌側からの矯正治療を行ったハーフリンガル症例」