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インプラントとは?治療方法と費用について

インプラントとは?

インプラントとは、身体に人工物を埋め込むことの総称です。歯の治療で行うのは「デンタルインプラント」ですが、インプラントといえば人工の歯を埋めることと認識されることが多いため、インプラントは歯科治療のひとつとされています。

歯茎(歯根部分)にインプラント体(フィクスチャー)というボルトのようなものがあり、その上に土台となるアバットメント、さらにその上に人工歯がある3段構造。自然な歯と違い、衝撃を和らげるものがないため、治療後に違和感を覚える人もいます。
しかし、自分の歯で噛み締める感覚を味わえる、見た目が自然であることから、自由診療でも治療を希望する人が増えてきています。

インプラント治療をする人の多くは40代後半~60代の健康な歯が虫歯や歯周病などで失われる年代です。治療そのものに年齢制限はありませんが、歯茎の下にある歯槽骨が成長しきるのが18~20歳前後といわれているので、18歳以上の方の治療が望ましいとされています。

インプラントのメリット・デメリット

インプラントのメリットやデメリットを簡単に紹介します。まずはメリットから。

  • チタン製のため他の金属より違和感が少ない
  • 歯を食いしばれる
  • 噛み合わせが悪くなりにくい
  • 入れ歯のように動かない

次にデメリットです。

  • 定期検診が必要
  • 歯根膜がないため力加減が難しい
  • 介護者の場合に舌などを噛む危険性がある
  • 治療期間が2ヶ月~半年

インプラントのボルト部分はチタン製であることがほとんど。チタンは他の金属に比べて薄く加工ができる、身体との相性が良い(親和性が高い)となどの特徴があるため、違和感を覚えにくいのがポイントです。
土台となる部分もチタン製かジルコニア製が多く、人工歯は金合金やセラミック、レジンなどから選べるようになっています。
また、歯茎部分に直接インプラント体を埋め込むため、ずれにくく、噛み合わせが悪くなりにくいのもメリットの1つです。
加えて、しっかり固定されるため入れ歯のように外れる心配やずれて食べカスが詰まってしまう可能性も低いと言われることもあります。

しかし、反対にずれにくく外れない、頑丈であるがゆえに介護が必要になったときに、誤って舌などを噛んでしまう危険性があったり、身体に直接埋め込むので定期検診が必要になったりするデメリットもあります。
そのほかにも自然な歯と違い、歯の根元にある歯根膜がないため力を入れ過ぎているときに気づきにくく、セラミック製の人工歯だと欠けてしまうといったデメリットも。

単純にインプラントが良い、というわけではないので、担当する歯医者さんとよく相談したうえで決めることが重要です。

ブリッジや入れ歯との違い

インプラントと同じように人口歯を用いる治療に入れ歯・ブリッジがあります。
入れ歯とブリッジ、それぞれの特徴から見えるインプラントとの違いを紹介します。

ブリッジとは

ブリッジは入れ歯のひとつです。部分入れ歯とも呼ばれているのでどういったものなのか想像がつくという人も多いでしょう。1~2本の歯が抜けてしまったら、抜けてしまった歯の隣にある2本の歯を支えにして金属製のブリッジで人工歯を固定するものです。橋のような形で人工歯を架けることからブリッジと言われています。すべての歯を入れ歯にしなくていいメリットがありますが、取り外しができないデメリットも。

入れ歯とは

入れ歯にはブリッジや局部床義歯、コーヌス義歯などのさまざまな種類がありますが、ここでは「総入れ歯」について紹介します。

総入れ歯は歯が1本も残らない場合に行うもので、歯と歯を差し込む歯床すべてが人工物で作られています。義歯床がアゴの粘膜の形に合わせて作られているので、口の中に入れ歯を入れて、しっかりと固定されるように押し込んでつけます。アゴにインプラント体を埋め込んでより動きにくい入れ歯にすることもできます。

取り外しができるメリットがありますが、場合によっては外れてしまう可能性があるのが残念なところ。また、ブリッジを含む入れ歯には、違和感を覚えやすいというデメリットもあります。

しっかり固定させたいならインプラントにしてもOK

違和感が少なくし、しっかり固定させたいのであれば、インプラント治療も選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。歯科医に歯の状態や歯茎、歯槽骨の状態を診てもらったうえで、いくつかの治療方法を案内されるので、そこからあなたの予算やライフスタイルに合ったものを選びましょう。

インプラントの費用目安と治療期間

インプラントの治療期間と費用の目安を紹介します。インプラントは口の中の状態によって治療期間に大きな差が生まれますし、望んでいる仕上がりによって治療期間が延びたり費用がかさんでしまったりすることがあるので、よく確認しておきましょう。

インプラントの治療期間

インプラントの治療期間は早くて2ヶ月、通常は半年程度かかると言われています。インプラントにする歯の状態だけでなく、周りの歯の状態、歯周病の具合などにより治療の順番が異なってくるからです。
場合によっては歯科矯正を行ってからインプラント治療を勧められるケースもあるため、半年以上かかってしまうことも。仕上がりをどうしたいのか、どの程度まで治療をしたいのかをはっきり決められるくらい、歯科医とじっくり話し合うことが大切です。

また、インプラント治療は手術をともなうので、事前に手術に対する同意書を書いたり必要な検査をしたりさまざまな準備が必要です。CT検査や血液検査、心電図検査、歯周病検査などをおこない同意書に記入します。手術をおこなった次の日にも様子を見るために受診が必要ですし、抜歯するために1週間程度経過した後に来院、仮歯や人工歯の調整など最低でも8回程度通うことになるでしょう。

複数回来院する分の受診料を含めての治療費なのか、別途請求されるのかもチェックしておくと安心です。自由診療での治療になるため、費用面でもしっかり確認する必要があります。

費用と自由診療

つづいて、インプラント治療の費用について解説します。

インプラント治療の大半は保険適用外の自費治療です。中には保険適用となるケースもありますが、ほとんど自由治療の範囲となるため、予算を立てるなら自費治療をする前提で考えておくと良いでしょう。歯科によって費用はさまざまですし、使用する素材によっても価格が異なります。ここでは、おおまかな治療費の目安を紹介します。

  • 手術前にかかる費用:1~15,000円
  • インプラント手術代:10~35万円
  • 人工歯購入代:5~15万円
  • 手術後の検診代:1回数千円

インプラントの手術までにおこなう検査などでかかる金額は1~1.5万円が相場とされています。
検査はCT検査、血液検査のほか、40~60代など年齢が高めの方には心電図の検査など必要に応じたものがおこなわれます。検査についても歯科医院によって検査をする、しないの基準が違い、費用も異なってくるので何院か行って相談、比較してみると良いでしょう。口コミなどで調べてみるのもひとつの方法です。

インプラント体、アバットメントを埋め込む手術費用は材料費のかからない素材を選んだ場合でも、歯1本あたり10万円ほど。素材にこだわれば35万円ほどになることもあります。人工歯は安いもので1本5万円、高いもので15万円と言われているので、診察から手術までは最低費用が16万円ほどです。
安い素材では銀歯、プラスチックが挙げられます、プラスチックとセラミックを掛け合わせたハイブリッド、セラミックという順に素材費が高くなっていきます。

術後の検診にも1回数千円かかるので、インプラント治療は1本あたり20~50万円と見ておくと良いでしょう。※1

インプラント治療をする歯科医の選び方

インプラント治療を選ぶ際に確認しておきたい点として、手術をお願いするクリニック・医院にインプラント体(ボルトのような部分)の種類があるかどうかもチェックしておきましょう。
歯茎の内側にある歯槽骨の状態に合わせて、さまざまな太さのインプラント体から適したものを選んで埋め込むのが基本ですが、なかには口の状態を考慮せず歯科にあるインプラント体を埋め込む場合があると言われているからです。※2
インプラント体は全部で100種類以上。なかでも使われることが多いインプラント体には「オステムTSⅢA」や「バイオホライズン・レーザーロック」、「カルシテックスプライン」、「アクティブ・スピーディー」などがあります。

初診でインプラントの相談をしたときに、実際に埋め込むインプラント体やアバットメント、人工歯を見せてくれる歯科を選ぶなど、複数の院で相談してみると良いでしょう。

インプラントのメリットだけでなく、デメリットまでていねいに説明してくれるか、気になる点はすぐに質問できるのかも見ておくと良いです。少々手間がかかってしまいますが、インプラントは高額で簡単につけ直せるものではないので、通える範囲の歯科医院で複数の歯科医に相談しておきましょう。

インプラントの治療は高額になるケースが多いため、歯科医院によっては医療ローンを組めるようになっていたり、クレジットカードでの分割払いに対応していたりします。歯科医や歯科医院を選ぶのも重要ですが、あなたに都合の良い支払い方法ができるのかもチェックしておきましょう。

※1インプラントの治療費について

※2 本当にインプラントでいいの?歯科医師発インプラント事故は対岸の火事じゃない/A歯科タニグチ会監修