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子どもの歯医者さん選びで大切なことは

子どもの歯は、生まれて数年すると永久歯に生え変わるため、歯医者さんへ行くことを「大切」と考える人と「そうではない」と考える人がいます。

なぜ、乳歯の段階で歯医者さんへ行くのが大切なのか、その理由とお子さんの受けられる治療、病院の探し方を紹介します。

子どもの歯こそ虫歯予防・定期検診が大切

調査では、3~5歳で歯石除去をしたのは36%、6~8歳で48.3%となっていて、半数に満たないという結果になりました。

保護者の定期検診の割合も父母ともに50%を下回る結果になっていることから、歯医者さんへ行くのが大事と分かっていながらいけない人、放置している人がいると考えられます。

【参考】 小児歯科雑誌家庭における子どもの歯科保健に対する保護者の意識とその実態について

半数ほどしか歯科クリニックの定期検診や歯石除去を受けていない現状ですが、お子さんの歯(乳歯)こそ、虫歯予防をしたり定期検診を受けたりすることが大切です。

乳歯が生えてきてから永久歯が生えそろうまで(0~12歳前後)に、歯医者さんで定期検診を受けることが、虫歯の早期発見やブラッシング、生活習慣の見直しにつながります。

それだけではなく、歯並びに関するアドバイスや治療も早い段階で受けられるようにもなるのもメリットと言えます。

大人になり並びが気になってから矯正治療を受けるよりも、歯の生え変わりの時期に矯正を始める方が早く歯並びが整い、治療期間も短くなるとされています。

小児歯科で専門的な治療を受ける

子供を歯医者さんに連れて行こうと考えた際、「一般歯科」と「小児歯科」のどちらに行くべきか迷う人もいるかと思います。

簡単に考えるために風邪のときに受診する病院で例を挙げます。

一般歯科は「内科」にあたります。

お子さんの症状を見ることも可能としている病院もありますが、子供特有の症状や治療経験が少ない可能性もありますし、対応が不親切と感じてしまう人もいます。

対して小児歯科は「小児科」にあたります。

お子さんの体の症状だけでなく、心の状態を親身になって考えてくれ、相談にも乗ってくれます。普段の生活の仕方やお子さんに多い病気やケガの情報や知識を教えてくれるところも。なにより、内科と違うのは診察を断られる可能性がないということでしょう。

お子さんの将来を見据えたケアや治療法を提案できるのは小児科の方が向いているケースが多いです。乳歯のお子さんを歯医者さんへ連れていくのであれば、小児歯科がおすすめです。

同じ歯医者さんでもできることとできないことがあるということを知って起くことも、大切な歯を守るためには必要なことだと言えるでしょう。

年齢に合わせた治療をしよう

歯の治療にも年齢に合わせた治療法があります。どのタイミングで行くとどんな内容の治療が受けられるのかを紹介していきましょう。

乳歯が生えたタイミングで歯医者さんへ

まだ数本しか生えていない段階でも、フッ素塗布をしてくれ、仕上げ磨きの仕方や家庭用フッ素ジェルの使い方、おすすめの商品を教えてくれます。

お子さんの歯にどのような変化がみられたら受診が必要かも教えてくれるので、親御さんの不安がぐっと減るのがポイントです。

可能であれば、この乳歯が生えた段階から定期検診を受けるのがよいとされています。

虫歯治療の場合は、親御さんとお子さんが離れて治療室へ入る練習をしたり、お子さんを抑え込んで治療をおこなうため、数回通って歯医者さんになれさせるなど徐々にステップを踏んでおこなってくれる歯医者さんもあるので事前に確認しておくと良いでしょう。

乳歯が生えそろったタイミングで歯医者さんへ

保育園や幼稚園、小学校の歯科検診を受けているため、親御さんもある程度、お子さんの口腔内の状態を把握しているケースも多いかと思います。乳歯が生えそろったタイミングでも、フッ素塗布をしたり日ごろのブラッシングの指導などが受けられ、乳歯の凹凸がブラッシングしにくければ、シーラントという樹脂で歯を加工し、虫歯になりにくくするブラッシング方法の提案もしてくれます。

また、虫歯治療の場合はお子さん一人で処置室へ行き、症状に合わせた治療を受けますが、 親御さんとお子さんにセルフケアの大切さを再確認できるよう丁寧に説明をしてくれる歯科もあります。

永久歯が生え始めたタイミングで歯医者さんへ

永久歯が生え始めたタイミングで歯科へ行く場合、歯石除去や口腔内洗浄、ブラッシング指導、フッ素塗布などがおこなわれます。

歯並びや噛み合わせもチェックされるため、歯や口の状態によっては矯正の提案があるケースもあります。

受けられる治療の種類・内容

虫歯治療

初期虫歯から悪化してしまった虫歯まで、状況に合わせて歯を削り虫歯を除去し加工します。

初期虫歯の場合は、サホライドと呼ばれる虫歯の進行を抑える溶液を塗布して治療をすることも。

悪化してしまった虫歯の治療では、麻酔を使用して治療をおこなうため、子供によってはアレルギー反応が出てしまうこともあり、唇が腫れてしまったり2時間以上感覚が鈍ったままになってしまったりといった症状がみられるといわれています。

【参考】 公益社団法人日本小児歯科学会 学会からの提言

予防歯科

歯を健康に保つために、状況に合わせた処置をしてくれます。

  • クリーニングやPMTC
  • フッ素塗布
  • シーラント
  • ブラッシング指導
  • キシリトール指導
  • 生活指導

歯石や歯垢(プラーク)の除去をしたり口腔内を掃除してくれるクリーニングやPMTC。専用の機器を使用するため、家で歯磨きをするより多くの汚れを落とすことが可能です。

フッ素塗布は歯を頑丈にするためにおこなわれます。定期的に塗りなおす必要があるため、数カ月おきに受診する必要があります。

シーラントは奥歯の虫歯予防に使われ、奥歯の隙間を樹脂で埋めるため、ブラッシングをした際の磨き残しが少なくなるのが特徴です。

ブラッシング指導やキシリトール指導、生活指導は、日常生活における歯の管理の意識改革になるかもしれません。正しい歯ブラシの持ち方や磨き方、デンタルフロスの使い方を指導されたり、歯の再石灰化を促すとされるキシリトールを効果的に取り入れる方法を指導してくれます。

予防歯科はご家庭ではなかなか手の届かない部分まで、チェックして指導してくれるので、定期的に歯医者さんへいくことで虫歯のリスクをグッと下げることができます。

矯正歯科

矯正はお子さんの歯並びが気になる場合に、提案される治療方法です。

矯正装置を歯の表に装着する「表側矯正」や裏側に装着する「裏側矯正、舌側矯正、リンガル矯正」、上の歯と下の歯で装置の取り付け方を変える「ハーフリンガル」、マウスピースの装着で歯を動かす「マウスピース矯正」などがあります。

矯正の費用は歯科クリニックによって異なり、治療方法や装着する装置によって金額に差が出てしまいます。

また、子どもの歯は小さく、矯正装置が取り付けにくいことも特徴で、歯科医師の技術力と知識がなければ満足の行く結果にならないことも。

矯正を考える場合は、今まで通っていた歯医者さん、かかりつけの歯医者さんだけでなく、矯正専門の歯医者さん、専門医がいる歯医者さんを探すというのも選択肢に入れておくのが良いでしょう。

子どもを連れて通いやすい歯医者さんを探す!注目するポイント

お子さんが通う歯医者さんを決める際に見ておきたいポイント紹介します。

お子さん・親御さんともにが分かるように説明でき、質問に答えてくれる

お子さんが治療内容を理解できないまま、処置をはじめてしまうと歯医者さんに対する恐怖だけが残り、定期検診を嫌がるようになってしまいます。

親御さんだけでなく、お子さんにも納得してもらえる説明ができる先生がいる歯科を選ぶのがおすすめです。

また、保護者の質問に的確に答えてくれるかどうかも大切。

長く通える歯医者さんを探すのであれば、先生との相性も考えて選ぶようにしましょう。

通いやすいかどうか

どんなに評価の高い歯医者さんでも、待ち時間が長かったりお子さんの鳴き声が響き渡っている場所では、お子さんが不安になってしまうことがあります。

診察から帰宅までスムーズに進められる歯科を選ぶのも大事なポイント。

通いにくい場所にある歯医者さんには定期的に行くのが億劫になってしまうため、自宅や保育園、幼稚園や学校からの通いやすさも重要です。駅からのアクセスしやすさや駐車場の有無もチェックしておくと良いでしょう。

嫌がらずに治療が受けられる工夫がされているか

お子さんが処置を受ける際に、優しく声掛けしたり、シールがもらえるなどのごほうびを用意していたり、楽しめるお話をしてくれるなど、小児歯科ではさまざまな工夫をしてくれています。

お子さんと相性のいい工夫をしている歯医者さんなら、嫌がらずに通えたり、歯医者さんが好きになることもあるため、実際に通った人の声や口コミなどを参考に探してみるのも良いでしょう。

親御さんが歯医者さんへお子さんを連れてくるときの対応について、アドバイスをしてくれる歯医者さんもあります。

お子さんに歯科は怖いところではないというのを伝えるために、どのように接したらいいかを説明してくれます。

  • お子さんのしつけに歯医者で痛い思いをするということを言わない
  • 歯医者さんでは痛い治療をされると言わない
  • 嘘をついてだまして歯医者さんに連れてくる
  • ご褒美を過剰にあげすぎない

歯医者さん、親御さんの両方がひと工夫することで、お子さんの定期検診や治療がしやすくなるケースもあるので、実践してみるのもおすすめですよ。

子どもの歯医者さんへ行く前に!知っておきたいQ&A

Q:乳歯の歯並びが悪いが歯医者さんへ行く必要があるのか?

A: あります。

多くの場合は永久歯が生えてきてから矯正治療を始めますが、歯の生えるスペースが小さいなど、乳歯の段階で矯正を始めるほうが、少ない工数で歯並びを整えられることもあるからです。

Q:やたらと安く矯正ができる小児歯科がありますが、大丈夫でしょうか?

A:安いから技術がない、というわけではありません。

歯医者さんでの矯正治療は自由診療のため、費用の設定に大きな差が出てしまいます。

しかし、ドクターの技術や知識に直結するものではないので、口コミや医師の実績、矯正の専門医であるかどうかなどで判断するのがおすすめです。

Q:子供の矯正には小児歯科がいいのでしょうか?矯正歯科のほうがいいのでしょうか?

A:歯科クリニックの医師の技術や実績によります。

矯正費用によって仕上がりに差があるのではないのと同じく、矯正歯科だからいい、小児歯科だからいいというのは一概にいえないといわれています。

このサイトでも、矯正を行う歯医者さんを紹介しています。小児歯科で評価の高い歯医者さんなのか、雰囲気や接し方がいいのかなど、細かな点を比較して歯医者さんを選んでみるのもおすすめです。

【参考】 公益社団法人日本小児歯科学会 こどもたちの口と歯の質問箱